お六櫛職人として日々修行をしている中村隊員に、
「お六櫛」に関する疑問を投げかけてみました。
皆さんからの質問も受付中。
平「パッと質問思いつきます?」
坂「そうですね、私は貝が一押しなんです」
平「貝?!」
中「貝は櫛を磨く道具だったんです。
昔はぼうず貝が使われてました。」
坂「磨いてツルツルになるのは貝の成分によるのかなぁ?」
中「定かではないけど、成分っていうより貝で木の繊維を潰してるんです。
動物の骨も磨く道具で使っていて、原理はそれと同じだと思います」
坂「前にお六櫛が両歯になったのは勿体ないからって聞いたことあります」
中「そうですね。
片側だけだと材が勿体無いから両歯になったそうです。
みねばりなどの材木は本当に貴重なもの。
両歯になった分、鞘で強度を高めてます」
坂「そうなんだ。鞘もいろんな種類がありますね。」
中「人によって形が違うので、櫛の形はもちろんですが、
鞘の形によってもどの職人さんが作られたのかわかると思います」
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