こんにちは、木祖村の協力隊の菅原です。木祖村に来てから初めての冬が来ました。
新潟生まれの雪国育ちだったので寒さには強いほうだと思っていたのですが、
すごく寒いです。日本にこんな寒いところがあるとは思いませんでした。
冬の時期は畑で作物を育てることもできず、ビニールハウスも持っていないので
来年は何を育てようかと考えながら春を待つしかありません。
ですが!こんなに寒い冬の時期でもできることがあります。
11月15日から2月15日までは狩猟期間となっていて狩猟に行くことができるのです!
私自身は2022年の夏に狩猟免許(罠猟、第一種銃猟)を取得しまして、12月になり銃の申請が下りたので本格的に狩猟をすることができます。資格がない状態での狩猟は違法行為になるので注意が必要です。
ここでは私が狩猟免許や猟銃を所持するまでの流れを記していきます。
そもそも狩猟とは何ぞや
そもそも狩猟とは、
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
狩猟とはどういうものか分かったところで、実際にやってみたくなった人がいるかもしれません。
狩猟免許取得までの流れはそんなに複雑ではなくて、
自分が住んでいる県のホームページを見て狩猟免許試験が行われている日にちを調べて自分がやりたい狩猟免許の種類での申し込みをし、その試験に合格することができれば狩猟免許を取得できます。
試験内容は知識試験、適性試験、技能試験があり、合格基準を満たす点数を取ることができれば
良いので試験前に狩猟の教科書や練習問題などを入手して目を通して問題を解いてみれば合格することはそれほど難しくはありません。
これに合格すれば狩猟ができる!
最初はそう思っていましたが他にも色々な許可や申請が必要でした。
罠猟や網猟であれば罠、網を入手して出猟したい都道府県で狩猟者登録を行うことによって
許可された場所で問題なく狩猟ができます。
大変なのは第1種銃猟免許や第2種銃猟免許を取得して猟銃を所持する場合です。
第1種は装薬銃と空気銃、第2種は空気銃のみを使って狩猟を行うことができますが
この銃というものを入手するにはたくさんの手続きとお金がかかります。
たしかにこの日本という国で銃を持つということは普通はできません。
簡単に銃を所持できても怖いですよね。
私は散弾銃を所持したのですがそこまでの流れとしてはまず、
猟銃等講習会(初心者)というものに申し込みをして参加してきます。
次に教習資格認定申請を行い1ヵ月程度の考査があります。
この時に警察の人による身辺調査や近隣住民に聞き込みをして
近隣住民とのトラブルなどはないか、性格はどんな人なのか、等の調査が行われます。
近隣住民には、警察から聞き込み調査をされるかもしれない
という旨を伝えておくと良いと思います。
いきなり警察の人が来たら何事かと思ってしまいますからね。
この考査が終わり許可がおりると教習射撃が行えるようになります。
教習射撃では実際に銃で標的射撃を行い的に何発か当てる試験があり、
この試験に合格すると銃砲所持許可申請が行えるようになります。
申請をするにはガンロッカーや装弾ロッカーなどを設置しなければならず、
申請で再度調査、審査が警察によって行われ
許可がおりたら晴れて銃を所持できます。
猟銃での狩猟をしたい人はたくさんの手続きがあり、
時間がかかることを知っておいたほうが良いかもしれませんね。
けれど、銃を持って猟に行くことができるようになり獲物を捕らえることができたら良い経験になるし地元の猟師の方と仲良くなれるし地方のコミュニティに溶け込みやすくなると思います。
狩猟に興味を持った人は狩猟免許取得のために試験に挑戦してみてください!
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