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【12/6㈮〜1/31㈮】標高1,000m中山間地域という特殊条件下の木曽川源流の里「信州木祖村」にて、集落営農に取り組み、原風景を描く仲間を募集中!【地域おこし協力隊農業担当】

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こんにちは、
木祖村地域おこし協力隊
農業担当の丸山です。

現在、木祖村では令和7年度採用
地域おこし協力隊員を募集しております。

具体的にどんな内容での募集なのかを
この場を借りて告知しようと思います。

協力隊への応募を考えている方
山村地域への移住を検討している方
届いて、見てもらたら、嬉しいです。

 
 

\\農村を故郷に、農業を生業に//
標高1,000m中山間地域という特殊条件下の
木曽川源流の里「信州木祖村」にて、
集落営農に取り組み、原風景を描く仲間を募集中!

木祖村の紹介

現役農業協力隊員の丸山より

木祖村に移り住み、農業振興に携わり1年半。学び得たことや個人的な思いを「⽊祖村における農業の特徴」「農村としての木祖村」「協⼒隊農業担当の活動」の3つの視点から、お話しますね。少しばかし長文ですが、ぜひ読んでいただきたい内容です。

⽊祖村における農業の特徴

現在、産業としての
農業の中心となっているのは
白菜、そば、スイートコーンです。

専業農家の他に、自家用を兼ねて直売所向けに様々な野菜を小規模に作っている方も数多くいらっしゃいます。

谷地かつ標高1000mの高冷地である木祖村の農業は、 一見すれば「条件不利地」での非合理的な営みと思えるかもしれません。実際、水田圃場を中心に、減反、大型機械の導入困難、獣害、担い手不足などから生じた遊休農地の増加は現在も続いています。

しかし、今なおこの地が夏白菜の名産地として知られるように、ここで生きてきた農家さんたちは、夏の冷涼な気候を活かした御嶽はくさいのブランド化を実現させてきました。木曽川源流の清らかで冷たい水が豊かに注ぎ、夏も比較的涼しい木祖村の農業には今、困難な問題以上にたくさんのチャンスがあります。

温暖化の昨今、平地では難しくなりつつある作物の栽培や、戦後失われつつある雑穀文化の掘り起こしも可能です。水田での栽培も魅力的ですし、年々評価を高めている木祖村産スイートコーンのブランド化に取り組むのも良いでしょう。農業が未経験でも、これから畑で経験を積めば良いのです。

「農業は経験」と村の皆さんも口を揃えて言います。先輩隊員もみっちり教えますし、この村には"プロ"がたくさんいます。過疎化、農業のDX化推進政策、気候変動、不安定な経済情勢。地方の農業が大きな転換点を迎えている今だからこそ、他業種での経験や農業以外で学んできたことが、これから始める農業に思わぬプラスになるでしょう。 農家さんたちの創意工夫と努力が染み込んだ畑、田んぼ。荒らしておくのはもったいない。

かつての村民が御嶽はくさいの栽培法を確立したように、これから農業に取り組む担い手として、遊休農地を持続的に活用できる方法を一緒に見つけていきましょう。

農村としての木祖村

薮原、小木曽、菅。
三つの旧村からなる木祖村。

なかでも薮原は中山道の宿場町として、多くの旅人やそれに付随する新しいものを受け入れてきた歴史があります。農村という地縁に属した有機的なつながりを重んじる小木曽、菅にもこの気風は住民の交流やスキー場の興隆とともに浸透しており、新しい住民に対して、ややお節介と思えるほどに気にかけてくださる方が多いです。 畑で仕事をしていると、近くの圃場の方が作物の出来や栽培している作物について、また労をねぎらう挨拶やアドバイスなど、話しかけてくださり、会話が弾むこともしばしばです。そこで交わされるのは方言なので、最初はきつく聞こえるかもしれません。

こうした人々の気風だけでなく、祭りをはじめとした独特の文化、季節を感じる食卓や集落の行事、村民のきずななども、そこここで容易に感じられます。これらは農作業や水路の維持、作物を作る上での情報交換、年中行事を通じて住民同士が協力するという、農村ならではの背景があってこそ受け継がれてきたものです。 農業があってこそ、農村の良さが維持できるともいえるでしょう。

協⼒隊農業担当の活動

木祖村の畑を荒らさないように、そして農村の良さや文化が今後も続くようにと、農業生産のほかに協力隊が取り組んでいることは農業での起業です。

農業法人といえばわかりやすいでしょうか。もしかしたら、農業法人と聞いて、先進地でのスマート農業で大規模な運営をしている会社を思い浮かべる方がいるかもしれません。しかし、ここ木祖村で目指すのは集落営農的法人です。

会社組織とすることで、血縁者の相続のみで受け継がれてきた農業という産業に若い人が参加しやすくなり、村内で雇用を創出することができます。そこで一緒に仕事をすることで、移住者と村民、そして村民同士が農業を通して交流を持てます。軽作業を通じた高齢者の雇用とコミュニケーションの場を作れるかもしれません。

こうした公益的な団体を目指すのは、農業には洪水の防止や農村の景観を作るといった、食糧生産にとどまらないたくさんの役割があり、特に木祖村のような共同体ではそれが極めて重要だからです。使いきれない農地を請け負い、耕作放棄地を減らして農村の景観を維持することで、観光客を誘致できる可能性もあります。

まだまだ形にはなっていない集落営農。村民の皆さんと協力し、木祖村という農村を故郷とし、この土地での農業を生業とした生活を目指しながら、農村の維持と魅力向上を目指してみませんか。

こういった事情、経緯で人を募集しています

木祖村として

  • 農業の担い手不足により「遊休農地の増加」が深刻な課題となっています
  • それにより、農地の荒廃や有害鳥獣による農業被害が発生しています
  • これまでにも農業担当として協力隊を受け入れてきました

農業担当協力隊として

  • 遊休農地でのスイートコーン栽培や様々な作目の試験栽培などに取り組む
  • これらの取り組みを続けていくには「集落営農」が理想的な仕組み
  • その実現方法として、現役協力隊が集落営農組織化を目指し取り組んでいる

 

以上のことから「集落営農」の考え方のもと、
木祖村や協力隊の仲間と一緒に取り組み、
集落営農型の農業法人を立ち上げる人を募集します
 

こんな、お仕事をしていただくつもりです

地域おこし協力隊として

  • 最大3年間の活動を経て、地域への定住を目的とした制度です。
    (※ 細かい制度内容は総務省のHPをご参照ください)
  • 木祖村役場会計年度任用職員として入庁いただきます。
  • 原則として役場に出勤し、服務規程もそれに準ずるものとします。
    (※ 農繁期等の理由がある場合はその限りではありません)
  • 行政職員としての事務作業(報告書の提出等)や行事参加が求められます。
  • 専用の相談窓口や補助金などサポート体制もあります。
     全国ネットワーク、サポートデスク、木曽郡サポートネットワークなど、
     自治体単位だけではない窓口が充実しています
  • 他ミッションの協力隊と連携し、協力しながら活動します。
     定例ミーティングの開催や地域広報物の作成、交流イベントの開催など

協力隊活動イメージ(一日の流れ)

★ 役場での勤務(一例)

役場職員としての一般的な勤務(雨天時や農閑期含む)です 

  • 08:30〜 出勤、朝礼
  • 09:00〜 業務
  • 12:00〜 休憩
  • 13:00〜 業務
  • 〜17:00 退勤

業務例)報告会、イベント出展打合せ、企画書や報告書など事務作業、
    地域へのお知らせ文書作成、資格取得のための勉強などなど

★ 畑での勤務(一例)

収穫時期などの超早起き型フレックス

  • 04:00〜 出勤、畑作業
  • 07:00〜 休憩
  • 10:00〜 畑作業
  • 〜12:30 退勤

業務例)収穫や出荷作業などの農作業、地域の畑の手伝いなどなど

協力隊活動イメージ(一年の流れ)

  • 4〜7月:育苗/木曽郡協力隊新年度研修/畑起こし/田植え/種まき/移植/播種/追肥/
  • 8〜11月:作物消毒/作物消毒夏野菜の収穫、出荷/畑片付け/稲刈り/畑起こし/活動中間報告会/研修等
  • 12〜3月:協力隊合同研修/他地域視察/資格取得/活動年度末報告会

1年目の活動イメージ

★ 協力隊や役場職員と一緒に、木祖村での農業を学ぶ
  • 国の交付金を活用したトウモロコシの増産
  • 地元酒造と連携した、酒米づくり
  • 集落営農を意識した小物野菜の栽培、出荷
  • 地元の小中学生を対象とした農業体験
★ 任期後を見据えての、家さがし畑さがし、資格取得
  • 協力隊活動の中で、住みたい家、作りたい畑を探す
  • 農業の知識や技術を学ぶため、視察や勉強会も実施

2年目の活動イメージ

★ 集落営農の周知と、培った知識を広げる
  • 1年目の活動も引き続き行う
  • 畑を借り、遊休農地の活用として新しい取り組みに挑戦
  • 後輩育成を考えてのアーカイブ作成
  • 集落営農という考え方の地域への説明

3年目の活動イメージ

★ 法人設立に向けて、具体的に将来を設計する
  • 1、2年目の活動から、3年目にも取り組む事業を仕分け、選択
  • 法人設立にあたっての事業計画書の作成と試運転
  • 農業法人が取り組む事業の営業、広報活動

卒隊後の活動イメージ

★ 集落営農型農業法人の設立を目指します

農業担当協力隊と共に、主として立ち上げに携わっていただきます。
地域の農業従事者や各種関係者との共同運営が理想です。

  • 例1)地域の農地の維持管理代行
  • 例2)遊休農地を復元し、地域ならではの作目を栽培する
  • 例3)小物野菜の集荷場を作り、地域のコミュニティを醸成する
  • 例4)菜園アドバイザーとして、未経験者に農業を体験させる

たとえば、こんな人を求めています

◎ 中山間地域で農業に興味のある人
  • 標高1,000mという特殊な条件下での農業は伸びしろがまだまだあります
◎ 異業種の経験を農業分野に活かしたい人
  • 農業という分野をご自身のスキルやキャリアで開拓してみませんか?
     例)料理人経験があり、農産物の調理法を含めた案内や説明がができる人
     例)DX推進を手掛けたことがあり、農業のIoT化に取り組んでみたい人
     例)教員免許を持ち、色んな人に物事を教える伝えることに長けている人
     例)土木作業における重機操縦技術を活かして農作業をしたい人
◎ 新規開拓・挑戦が好きな人
  • 新しいことに取り組み、いろいろなことに挑戦する余白がたくさんあります
◎ 歴史や文化にも惹かれる人
  • 食文化や伝統工芸、アクティビティも満喫できる環境が整っています
◎ 物事の分析・研究が得意な人
  • 見聞きし、調査分析を行い、記録し伝えることも重要だと考えています

とはいえ、気になることあるよね?(Q&A)

Q 家が見つかるまでは何処に住むの?

  • 村が用意した住宅に住むことが出来ます
  • 家賃は活動費を充てることができます
     (※ 活動費:給料以外に割り当てられる経費です)
     (※ 使い方や使い道について細かな取り決めがあります)
     (※ 活動経費については、随時相談しながら決めます)

Q 農作業において自家用車を使うのですか?

  • 業務で使う車は村で用意するものを利用できます
  • 協力隊活動費でリースする場合もあります
    (※ 生活のための車は必要になります)

Q 普通免許以外の資格があったほうが有利ですか?

  • 業務に必要な資格は協力隊活動中に活動費で取得可能です
  • 先輩隊員は、大型特殊自動車免許や牽引免許を取得し活動の幅を広げ、狩猟免許を取得し有害鳥獣駆除にも取り組んでいます

Q 業務以外に地元の人との関わりはありますか?

  • 地域の自治会へ加入いただき、地域活動などでの交流があります
  • 祭りや駅伝、文化祭、交流会などの地域イベントにお呼ばれします
  • 消防団やソフトボールチームにも入ってほしいと声をかけられます
  • 行事やイベントへの参加、加入は任意です。
    ご自身の趣味や興味に合うものを見つけてもらうと良いと思います。
    (※ 先輩協力隊に聞いてから決めるのをオススメします)

先輩隊員はこんな生活をしています

菅原綾太さん(2022年4月入隊)

所属:木祖村役場 産業振興課 農政係

任務:農業を中心とした一次産業の振興

木祖村の協力隊を選んだ理由は?

自分は大学を卒業した後にすぐ木祖村の協力隊になりました。大学生の時に狩猟がしてみたいと思い木祖村の協力隊を応募しました。狩猟をしたいと考えましたがどういう流れで猟師になるかわかりませんでした。色々調べたところ、地域おこし協力隊で有害鳥獣対策をしてくれる協力隊募集という募集要項を見つけました。

大学生のころに地元の人と協力してイベントを企画したりしていて知らない人と何かを作ったりコミュニケーションをとることが好きだったので自分が培ってきたものを生かせると考えました。見知らぬ地へ行って新しいコミュニティができることも好きだったので木祖村の協力隊を選びました。

実際に着任してみていかがですか?

協力隊になり一年目にいろいろな資格をとらせていただきました。狩猟免許もそうですし、有害鳥獣対策以外のミッションとして農業振興というミッションもあったので大型特殊免許、大型免許などの畑での栽培作業をするために必要な資格もとりました。

協力隊の活動以外にも木祖村の消防団にも入ったり祭りに参加、猟友会にも入り村のスポーツクラブにも所属しています。木祖村の地元の方たちとコミュニケーションが取れることは自分としてもうれしいことですので当初思い描いていた田舎での暮らしらしいことができているので大変満足しています。

任期終了後はどうする予定ですか?

協力隊のうちに培ってきた農業の知識や技術を生かして農業体験等ができるゲストハウスの運営を考えています。

農業の知識がない状態で農業振興を行う協力隊になりましたが知識がないなりに農業というものを知り、実際に栽培し、収穫をして、野菜を栽培することや育てた野菜を収穫するということを行いました。それがこんなにも新鮮なことだということを知ることが出来ました。

その感情を共有したいと考えて農業体験ができるゲストハウスの運営を始めたいと考えています。農業体験をしてくれたお客さんが、これらの体験を通して10年後、20年後に木祖村で農業をしたいと考える人になってくれたら今後の木祖村の農業の振興につながるとも考えています。この事業を今後も続けていき農業体験ができる木祖村のゲストハウスとして定着させていくことが今後の目標です。

丸山夏実さん(2023年4月入隊)

所属:木祖村役場 産業振興課 農政係

任務:遊休農地活用と農作物ブランディング

木祖村の協力隊を選んだ理由は?

純粋科学より応用科学の方があっちこっち手を出せそうだなとそんな理由で大学ではagibiologyを選びはしましたが、この頃から農業者になろうと思っていたわけではなく。どちらかというと数学や物理が好きなタイプでした。

ですが、農業農村工学の講義や聴講した民俗学、農村社会学をきっかけに郷土と生業ってなんだろうと考え始めると農業には食糧生産にとどまらない魅力があることに気づきました。農村では農業という生業が文化、信仰、言葉‥平たくいえば脈々と受け継がれるアイデンティティを形作ってきた。新興住宅地で育った私には故郷という存在がとても羨ましく思えました。

それが中山間地という資本主義上の条件不利から農業が衰退するとともにあちこちの共同体で消え始めていると知るや、それなら私が山の中でも農業をやったろじゃないかいって。最初は大規模な農業法人に勤めていたのですが、暮らしと結びついた生業として農業ができるのはここではないと思って独立する場所を探していたところ、木祖村の募集が。その後、かねてより藤村の著作で好きだった木曽、ミッションは遊休農地の有効活用。数度足を運んでみてここだと決めました。

実際に着任してみていかがですか?

仕事は概ね楽しくやっていますが、行政のシステムや人付き合いには慣れがいるかも。移住者という話題でメディアが取り沙汰するような排斥はなく、それはひとまず安心しました。

それでも外から農業をするといってやってきた人間には皆さん何かしら興味があるのか、意外とこちらのやることなすこと見られている、知られているな、というのに驚きましたね。最初はそれを気に病んでいましたが、別に悪意はないんです。一生懸命農業をしている限り、村民の皆さんは仲良くしたいと思ったり、なにか助けられることはないかと言い方は悪いですが観察している。そして助けを求めたらできる限りのことをしてくれる。この繋がりは村の人同士にも普通に存在して、お互いをなんとなく気にしているのは普通のこと。気がつくまでは大変でした。

任期終了後はどうする予定ですか?

ひとまず個人事業での就農を考えています。農業法人を立ち上げる、それも私が目標にしている集落営農的な‥公益的な法人となると住民の方との話し合いなんかで任期中では時間が足りないのが正直なところです。

収益の柱となるスイートコーンを軸に、遊休農地を粗放的に広く利用できる作目や緑肥、それに加えて手間が掛かるからこそ一人ではできない、誰かと作業するという村民の方とのコミュニケーションに繋がるナスなんかの果菜を組み合わせながら、人を少しづつ雇い、規模を広げていきたいと考えています。農業を通じて、農村の有機的な人と人との繋がりを維持するお手伝いというか。冬には村伝統の漬物を作ったり、木祖村の歳時を楽しみながらできたら理想ですね。並行して、今後着任する協力隊の皆さんや、地域の農業者の方々と協力しながら集団化を進めていくつもりです。

井手英秋さん(2014年7月入隊)

所属:木祖村観光協会

任務:木祖村の魅力発信と木曽川上下流交流

木祖村の協力隊を選んだ理由は?

10年前に木祖村の協力隊になりました。安曇野に住んでいて、家の設計を15年間やっていました。その仕事を辞めて飲食店に4年務めてそこから自分で飲食店を開業して3年働いていましたがひと悶着ありその仕事を辞め、実家に帰還しました。

仕事を辞めた後は実家がやっている農業の手伝いをしていました。花をメインに育てていて花以外にもイチゴなんかを育てていました。そんな生活をしながら休日は長野県を転々としていました。

そんなあるときに協力隊のことを知り、木祖村もちょうど募集をしていてその時に応募して木祖村の協力隊になりました。協力隊の募集内容は上下流交流、スキー場の営業、木祖村の広報活動などでした。

実際に着任してみていかがでしたか?

協力隊という制度が始まったばかりのときで、当時のシステムはあまりよくなくて、計画していた物事が却下されることが多々ありました。ですが村の環境はとてもよかったです。夏には川釣り、冬はスキーなどをして木祖村を満喫していました。

畑をやりたいと役場の人に話したらちょうど空いている畑があり、始めることが出来ました。他にも地域活動として町内会に参加したり隣組長をしたりしました。また、協力隊の活動で行っていた上下流交流イベントのおかげで今現在も下流とのつながりがあります。

任期終了後は何をされていますか?

協力隊の時に観光協会が法人化をするという話になって、その時に観光協会に入らないか?という話になり協力隊後も観光協会に勤めています。

観光協会に勤めて木祖村の広報活動を行っています。他にもアンテナショップへのアプローチ、上下流交流のイベントや他の自治体にアンテナショップで販売している商品の営業を行っています。

10、11月はイベントがたくさんあり、9回ほどイベントがありました。2日間のイベントもあって盛況でした。今後も木祖村の商品を広く発信していって需要を増やしていきたいと考えています。今の生活にはとても満足していて釣りやスキー、畑などの自分がやりたいと考えていることをやって生活しています。生活スタイルは晴耕雨読で、10年後も今の生活を続けて送っていきたいと考えています。

坂口佳奈さん(2020年12月入隊)

所属:木祖村教育委員会

任務:村の資源を使った観光のお手伝い

木祖村の協力隊を選んだ理由は?

移住を決めたのは2020年に新型コロナウィルスが世界中で流行したことがきっかけです。当時は東京で暮らしており、便利で自由だと思っていた生活が一変し不安が募る中、改めて暮らしや仕事について考えるようになりました。

美術大学でお世話になった先生が隣の木曽町日義に移住したのをきっかけに、2017年頃から何度か木曽には訪れていました。畑から野菜を収穫したり山や川が近い暮らしが印象的で、木曽で一度暮らしてみようかと考えていた矢先、木祖村で協力隊の募集があり思い切って応募しました。

観光に関わる仕事をしていたので木祖村の協力隊に着任後、木祖村観光協会に出向し「観光に関わる仕事のお手伝い」をミッションとして活動することになりました。

実際に着任してみていかがですか?

着任当初はコロナ禍で観光客も少なくあまり活動ができなかったので、まずは木祖村を知ることを目標に観光の仕事の中で木祖村の歴史について調べたり、地域の方との交流で木曽の暮らしや伝統を知ったり、木祖村の文化財を調べ自分で見に行きました。

木祖村は夏が短く冬が長いので、冬は作物が採れず漬物や凍り豆腐など保存食が古くから作られてきた歴史など、自分が暮らしてきた土地にはない木祖村の生活様式や文化の違いは新鮮で魅力的に感じました。

コロナ禍が落ち着いた頃から観光案内や上下流交流のイベント出店、名古屋にある木祖村アンテナショップの店長など様々な仕事を行いました。着任して苦労したのが冬の寒さと雪でした。寒さで体調が不安定になったり水道が凍り水が出ず焦ったことも。時々、車で近くの温泉まで行きリフレッシュしていました。木祖村は、伊那、塩尻にも車でアクセスしやすいのが便利だと思います。一年目は辛抱しましたが、二年目からは無理なく冬を過ごすことができました。

任期終了後はどうする予定ですか?

現在はミッションを変更し、産業振興課から教育委員会に移動して学芸員の資格取得のため通信制の大学に通いながら、木祖村郷土館の活用方法を考えたり、資料整理や企画展の計画を担当しています。

ミッションを変更した理由は、任期終了後は観光に関わる生業を作るのではなく、文化芸術に関わる仕事をしていきたいと考えたからです。ミッション変更と所属課の変更は役場の担当職員さんと出向していた観光協会としっかり話をしながら決めました。

木祖村の歴史文化を楽しく伝えられるよう、卒業後も木祖村に住みながら郷土館に関わる仕事をしたいと考えています。

気になることや、ふとした疑問、お気軽に
現役協力隊に聞いてみたいなって人向けの
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