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【新年挨拶】坂口佳奈(さかぐちかな)隊員【2023】

こんにちは。そして、はじめまして!木祖村地域おこし協力隊の坂口です。

2022年12月で活動三年目になりました。移住も三年目に突入です。

私は木祖村役場産業振興課に所属しながら、

アートの根付く暮らしを目標に、日々活動しています。

ミッションは

『村の資源を利用して人を呼び込むお手伝い』

です。


地域おこし協力隊でもありながら、絵を描くアーティストでもあります。

アーティストとしてワークショップや木曽で展示をすることもありますよ。

木祖村へ移住する前は東京に10年ほど住んでいて、美術館や博物館、ギャラリーなど

身近でアートを見つけることは日常的でした。

今は近くに施設はないですが、山菜を取ったり雪の中で動物の足跡を探したり、木曽の暮らしの中から自分が面白いと思う「アート」を見つけることができるんじゃないかな、と思うことがたくさんあります。

主な活動として、村の資源である「郷土館の活用」を考えたり、

文化財の専門知識を身につけるため勉強をしています。

朴葉の葉を和紙で形どった作品

また、これまで観光ガイド補助として木祖村の見所を見て回っていましたが、今年はガイドデビューすることができました!

先輩ガイドさん達と比べるとまだまだですが、自分が面白いと思う木祖村のことを伝えたいなと思っています。

2022年の協力隊活動

一年間。様々な活動をしてきた中で、特に印象に残った活動を紹介します。

一つは、布わら草履スリッパ作り。

木祖村社会福祉協議会には生きがいづくりを目的とした作業所「すずめ塾」があり、木祖村の70.80代から90代の方まで春から夏にかけてわら草履を制作しています。

実は協力隊一年目の時に作り方を教えてもらったのですが、なかなか覚えることができませんでした。結構編むのが難しいのです。でも、すごく面白かったなと思い、またやってみたいと思っていました。そんな時、横浜にある社会福祉施設「アート・メープルかれん」さんと縁があり、利用者さんと木祖村で何か一緒にできないかとお話しがあった時、「わら草履はどうかな」と思い立ちました。

布わら草履スリッパ制作の様子

すずめ塾さんに作り方を教えていただいたり「いきなりわら草履を編むのは難しいから」とアドバイスいただき、すずめ塾で作っている「布わら草履スリッパ」を利用者さん、支援員さんとできることを探りながら、作ることができました。

すずめ塾の布わら草履スリッパ(左)と布わら草履(右)
アート・メープルかれんでは当て布を利用者さんの絵や刺繍を使って制作

二つ目は、観光ガイドデビューです。一年目はガイドにいく職員さんを見送っていましたが、2022年では自分も木祖村の観光ガイドとして案内することができました。私がガイドをしたのは、水木沢天然林。ガイドをしたことで「木曽五木」の違いを初めて知ったり、「森のお手本」のような広葉樹と針葉樹の混合林であることを教えていただいたり、一人で水木沢へ散策へ行くことも増えました。

樹齢約550年の大サワラの横も歩きます/水木沢天然林

三つ目は、キソペインティングスでの展示を木祖村郷土館で行ったことです。木曽を中心に美術の持続可能性を探り活動するキソペインティングス。今年の展覧会で会場の一つに木祖村郷土館が使用されました。普段も郷土館へ観光に来る方やお六櫛を見にこられる方もいらっしゃいますが、展覧会を見に来た方の来場も多くとても賑わいました。私も民間医療の尾張本草学のコーナーに朴葉の葉を型取りし絵を描いた作品を展示しました。木曽では朴葉でもちを包んだ朴葉巻きという和菓子があり、初夏になるとお店で並び、家庭でも作られ、朴の木は木曽の人たちにとって身近な存在です。

朴葉をモチーフにした作品

展覧会期間中は郷土館にできるだけ常駐し、訪れた方のお話しを聞いたり、展示品の解説などをしました、郷土館の活用に活かしていきたいと思う活動でした。

他にもたくさんの活動がありました。(また違う記事として投稿しようと思います)

いくつかタスクを抱えながら仕事をするのが苦手なこともあり、うまくいかないことや悩むこともたくさんありました。その分自分のできることをしっかり考えようと思い直したり、失敗ばかりじゃなかったなと思える一年でした。

協力隊活動のビジョン

協力隊三年目になり、日々の暮らしの側に土や山野草、山々の景色があることが、最初の頃よりずっと身近になってきて「資源を利用する」より「資源と暮らす」という言葉が頭に浮かぶようになりました。

山の谷間にある木祖村は山が太陽の影になって日照時間が短かったり、冬が長く雪もたくさん降ったりと、過酷なことも多いです。(実際過酷だと思ったことが何度かあります)

でも鳥居峠は奈良井へと向かうための暮らしに必要な道だったこと知ったり、木を切って薪にして寒い冬を乗り越えたり、雪が多いとスキーが滑れたり…木祖村の資源と人々の暮らしの関わりを少しずつ知っていくうちに、時に過酷な状況にもなるけれど、それでも住んでみようと思う良さがあるんだなと感じるようになりました。

最近は仕事場の近くから土を少しいただいて、絵の具やクレヨン作りを試してみたりこれまで取材させてもらったことや教えていただいたことを丁寧に整理してみようと考えています。

三年目は「資源と暮らす」ことに目を向けて、これからの木祖村での暮らしや仕事に根を生やしてくれたらいいなと思います。

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