木工家としての自身の経験を活かしつつ
木祖村での木工振興に携わる桑葉隊員
木祖村の木工振興と向き合い、活動を続ける

朝夕の風にどこか涼しさが混じり始め、
少しずつ秋の気配が漂う9月となりました。
夜が長くなるこれからの季節は、
おうちで過ごすひとときや、家族で灯りを囲む時間が
何より愛おしく感じられる時期でもあります。
忙しい夏を慌ただしく過ごし
『おかげさまで忙しくさせてもらってます』と言ったところです。
厳しい暑さと湿気を一緒に乗り越えてくれた
部屋の木製家具や民芸品や道具たち。
秋の入り口こそ、日頃の感謝を込めた簡単なお手入れに
絶好のタイミングです。
やり方はとてもシンプルで、
硬く絞った柔らかい布で手垢やホコリを拭き取り、
乾いた布でから拭きをするだけ。
オイル仕上げの製品であれば、
天然オイルや家具用ワックスを薄く塗り伸ばして
磨くように拭き取ってあげることで、木肌に潤いが戻り、
しっとりとした深みのある表情を取り戻してくれます。
天然の木で作られた家具は、
手をかけ、直しながら使い込むほどに味わいを増していきます。
暮らしの歴史やご家族の思い出を刻み込みながら、
30年、50年と時を重ねて風合いを育てていけることこそが、
木製品と暮らす本当の醍醐味と言えます。
秋の夜長、やわらかな灯りのもとで、
手元にある木の製品や家具にそっと触れてみませんか。
少しの手間をかけることで愛着はさらに深まり、
毎日の暮らしをいっそう温かく彩ってくれるはずです。



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